2007年5月12日(土)18:31

メルケル首相はEU各国首脳に一層の結束を求める

AFP

ドイツのアンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟)はEU各国首脳に対して、6月末のブリュッセル首脳会議でEU憲法条約の合意を図るよう一層の努力を求めた。EUを焦眉の課題に応えられるような組織にする必要がある。これは全加盟国が一致協力してはじめて成功する。ドイツだけでこの問題の解決策を見出すことはできない。加盟国はすでに数多くの提案や意見を伝えてきた、とメルケル首相はポルトガルのシントラで開かれた「ミニ首脳会議」で語った。

欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は、「ミニ条約」や「最大公約条約」ではなく、「私たちの価値観に添った形でグローバル化を進められるよう、EUの行動能力を高める条約」が求められているのである、と主張した。欧州議会のハンスゲルト・ペッテリング議長(キリスト教民主同盟)は、欧州議会はとりわけ、欧州市民の基本権を定めた憲法第二部の保持を重視していると強調した。

バローゾ委員長によれば、委員長が招集したシントラの「ミニ首脳会議」では何よりもEU諸機構の問題が討議されたという。この非公式会合には、次期EU議長国を務めるポルトガルのジョゼ・ソクラテス首相とスロヴェニアのヤネス・ヤンシャ首相も出席した。

EU議長国ドイツと欧州委員会は、2009年6月の欧州議会選挙までに新たな条約を締結すべく、今年中にも憲法交渉を再開するよう強く求めている。メルケル首相は、6月21日と22日のブリュッセルEU首脳会議で憲法条約の基本線で合意し、条約の可決と批准のタイムスケジュールも承認されることを期待している。これまで憲法条約の批准を終えたのは加盟全27ヶ国中18ヶ国である。フランスとオランダが2年前に国民投票で批准を否決して以来、憲法条約は凍結されている。

原題:Merkel ruft EU-Kollegen zu mehr Einigkeit auf




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